名古屋市で多い害鳥と被害の特徴
名古屋市では、都市部から緑豊かな郊外まで、さまざまなエリアで害鳥による被害が報告されています。
代表的なのは、ベランダのハト被害、太陽光パネル下のハトによる糞害、屋根裏への侵入などのトラブルです。「毎朝ベランダが汚れている」「夜に屋根裏で物音がする」といったお悩みは、早めに原因を確かめることが解決への近道になります。
名古屋市で被害が多い害鳥とその特徴
名古屋市内で特に相談が多い害鳥と、その被害の特徴は次のとおりです。
- ハト:マンションのベランダや太陽光パネルの隙間に営巣し、大量の糞による悪臭やアレルギーなどの健康被害をもたらします。
- カラス:ゴミ集積場を荒らすだけでなく、春先の繁殖期には通行人を威嚇・攻撃することがあります。
- コウモリ:屋根裏や通気口の隙間から侵入し、糞尿による建物の汚損や夜間の騒音を引き起こします。
対策を始める前に確認しておきたいこと
名古屋市役所の窓口では、害鳥の直接的な駆除は行っていません。そのため、愛知県ペストコントロール協会などの専門業者への相談を案内しています。
対策を始める前に、次の点を確認しておきましょう。
- 法律のルール:ハトやコウモリは鳥獣保護管理法の対象です。詳しくは次の「法律上できること・できないこと」で説明します。
- プロへの依頼:高所での防鳥ネットの設置や、忌避剤による駆除、再発防止の保証が付いた施工は、専門技術を持つプロに任せると安心です。
- 相見積もり:被害状況によって必要な工事や費用は異なるため、現地調査や見積もりが無料の業者に相談し、複数社を比べましょう。
法律上できること・できないこと
この記事の法令・自治体窓口に関する注意点は、主にこの章にまとめています。できることとできないことを知っておくと、対策を選びやすくなります。
鳥獣保護管理法で禁止されていること
ハトやカラス、コウモリなどの野生鳥獣は、鳥獣保護管理法によって保護されています。名古屋市内であっても、許可なく捕獲したり、卵や雛がある巣を撤去したりすることは法律で禁止されています。
違反した場合、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科されるおそれがあります。ご自身での捕獲や殺処分は行わず、個別の判断は名古屋市の担当窓口や専門業者に確認してください。
個人でも行える防除対策
一方で、鳥を傷つけずに追い払う防除対策は個人でも実施できます。例えば、次のような対策は法律上問題ありません。
- 防鳥ネット:ベランダのハト対策として、侵入を防ぐネットを設置する。
- 忌避剤:寄せ付けないために、市販の忌避剤を試す。
- 隙間の封鎖:太陽光パネルの下などに入り込むハトやコウモリへの対策として、隙間を塞ぐ。
名古屋市の捕獲許可申請と専門業者の活用
捕獲や卵の撤去がどうしても必要な場合は、事前に名古屋市の捕獲許可を得る必要があります。被害が防げない場合に限り、例外的に名古屋市長の許可を得て捕獲が可能となります。
名古屋市では2026年(令和8年)4月1日から、名古屋市電子申請システムによるオンラインでの申請手続きが始まっています。ただし、申請や実際の捕獲には専門的な知識が必要で、個人で行うのは簡単ではありません。
許可申請から防除まで一貫して対応できる専門業者への依頼がおすすめです。公的な相談先である愛知県ペストコントロール協会(電話:052-452-7122)や、愛知県知事認可の狩猟免許を持つ「株式会社 杉翔」などに相談すると安心です。
なお、自治体の制度は変更されることがあります。最新情報は名古屋市の公式サイトでご確認ください。
防鳥対策の種類と選び方
ハトやカラスなどの被害を防ぐには、被害状況や場所に合った対策を選ぶことが大切です。許可なく捕獲することはできないため、基本は侵入を防ぐ「防除」を行います。

防鳥対策の主な種類と特徴
防鳥対策には、主に次の方法があります。
対策方法 | 特徴 | 適した場所 |
|---|---|---|
防鳥ネット | 物理的に侵入を遮断する | ベランダ、マンション、工場 |
忌避剤 | 嗅覚や触覚を刺激して遠ざける | 手すり、太陽光パネルの下 |
防鳥ピン | 鳥が留まるスペースをなくす | ビルの庇、手すり、梁 |
電気ショック | 微弱な電流で鳥を驚かせて追い払う | 商業ビル、工場の屋上 |
状況に合わせた防鳥対策の選び方
被害のレベルや設置場所に合わせて、合う対策を選びましょう。
- ベランダのハト対策:防鳥ネットの設置により、物理的にハトの侵入を防ぎます。
- 太陽光パネルのハト対策:パネルと屋根の隙間をネットで塞ぎ、巣作りや糞害を予防します。
- コウモリの対策:屋根裏や通気口などの侵入口を特定し、専用の資材で隙間を塞ぎます。
- 美観を重視する場所:目立たないワイヤーの設置や、安全性の高い忌避剤が適しています。
どの方法が合うか迷うときは、専門業者に相談するのがおすすめです。愛知県ペストコントロール協会に加盟する業者などは、現地調査や見積もりを無料で実施しています。施工後の再発防止の保証がある業者を選べば、万が一の再発時にも安心です。
業者に依頼する場合の作業と費用の目安
名古屋市で害鳥対策を専門業者に依頼する場合、作業内容や費用は被害状況によって異なります。多くの業者は現地調査・見積無料で対応しています。

対策方法と費用目安
業者による主な対策方法と費用の目安をまとめました。
対策方法 | 費用の目安(税込) | 特徴・主な用途 |
|---|---|---|
忌避剤による駆除 | 1,500円〜 / m | ハトの感覚に作用し、ベランダ等から追い払う |
防鳥ネットの設置 | 22,000円〜 | ベランダや隙間を塞ぎ、物理的に侵入を防ぐ |
太陽光パネルの鳩対策 | 個別見積もり | パネル下への侵入防止、巣やフンの清掃 |
捕獲対策(1ヶ月) | 132,000円〜 | 鳥獣保護管理法の申請を経て、トラップで捕獲 |
※費用は建物の構造や高所作業の有無で変わるため、複数社への相見積もりをおすすめします。
名古屋市で実績のある専門業者
名古屋市で害鳥対策に対応している専門業者を3社紹介します。それぞれ得意分野が異なるため、ご自宅の状況に合わせて比べてみてください。
株式会社 杉翔

引用元:株式会社 杉翔 | 愛知県名古屋市 北区 | ゼヒトモ
愛知県知事認可の狩猟免許を保有する、有害鳥獣駆除歴37年の専門プロ集団です。
- 適法な捕獲対応:鳥獣保護管理法の申請や名古屋市の捕獲許可が必要な場合も、スムーズに対応します。
- 多様なバリア施工:防鳥ネットの設置(44,000円〜)や電気ショックバリア(5,500円/m〜)など、状況に応じた施工が可能です。
アズサポート株式会社

引用元:アズサポート株式会社(愛知県)の会社概要・役員 | Compalyze
東証上場企業グループの基盤を持つ、自社施工の専門業者です。
- 長期のアフターフォロー:防鳥ネットの設置に対して、最長20年の再発防止の保証を用意しています。
- ベランダのハト対策:隙間をしっかり封鎖する予防型施工を得意としています。
有限会社トップ・クリエイト

引用元:愛知の害獣・害虫駆除の専門会社|有限会社トップ・クリエイト
業歴25年以上、愛知県ペストコントロール協会の優良認定事業所です。
- 資格保有者による施工:防除作業監督者や狩猟免状を持つプロが、コウモリの対策から鳥害対策まで直接施工します。
- 完全個別見積制:被害状況に合わせ、不当な上乗せのない見積もりを提示します。
巣・卵・フンの扱いの注意
ハトの巣やフンを見つけると、すぐに片付けたくなるものです。ただ、巣や卵には法律の制限があり、フンには健康面の注意点があります。
巣や卵を見つけたときに注意したいこと
ベランダや太陽光パネルのハト被害に悩んでいても、巣や卵を勝手に撤去することはできません。許可なく卵を採取することも、原則として禁止されています。
巣の中に卵やヒナがある場合は、前述の捕獲許可の手続きが必要です。まずは名古屋市の担当窓口や専門業者に相談しましょう。
フンがもたらす健康被害と清掃のポイント
乾燥したフンを吸い込むと、感染症やアレルギー、ダニなどの健康影響を引き起こすおそれがあります。体調に不安がある場合は医療機関を受診し、公衆衛生に関することは保健所へ相談してください。
ご自身で少量のフンを片付ける場合は、次の手順を参考にしてください。
- 防護する:マスクと手袋を着用します。
- フンを湿らせる:水や消毒液をスプレーして飛散を防ぎます。
- 拭き取りと消毒:新聞紙などで拭き取り、アルコールで消毒します。
専門業者に依頼できる清掃と対策
フンの量が多い場合や高所の場合は、専門業者への依頼がおすすめです。業者に依頼すると、次のような専門的な対策を実施してもらえます。
- 清掃・消毒:高圧洗浄機を使用したフンの清掃と消毒
- ベランダの対策:忌避剤の施工や防鳥ネットの設置
- 太陽光パネルの対策:パネルの隙間を塞ぐ防鳥ネットの設置
費用は被害状況や建物の構造で異なるため、施工後の再発防止の保証内容とあわせて事前に確認しておきましょう。
名古屋市の相談窓口
名古屋市では、野生鳥獣の被害に関する相談窓口を設けています。ただし、市役所が直接ハトやカラスなどの駆除や、フンの清掃を行うことはありません。

名古屋市役所の対応と相談窓口
主な相談先と市の対応は次のとおりです。
- 緑政土木局農政部都市農業課:野生鳥獣の対策や、鳥獣保護管理法に基づく申請の相談窓口です。
- 愛知県ペストコントロール協会:市で対応できない場合の専門業者として、市から案内される相談先です。
- 捕獲箱の貸出:アライグマやハクビシンなどの外来種に限り貸出を行いますが、鳥類の捕獲は対象外です。
制度や窓口の詳細は変更される場合があるため、最新情報は名古屋市の公式サイトでご確認ください。
専門業者を選ぶときのポイント
ベランダのハト対策や太陽光パネルのハト被害、コウモリ対策などは、専門業者へ相談すると解決への道筋が見えやすくなります。業者を選ぶ際は、次のポイントを比べてみてください。
- 現地調査と見積無料の確認:被害状況によって料金が変わるため、まずは無料の現地調査を依頼しましょう。
- 再発防止の保証内容:防鳥ネットの設置や忌避剤のほか、施工後の再発防止保証があるか確認します。
- 複数社での相見積もり:複数の業者から見積もりを取り、作業内容や費用を比べて選ぶと安心です。
よくある質問
ベランダのハト対策は自力でどこまで行えますか?
個人で行えるベランダのハト対策は、市販の忌避剤での対策や、防鳥ネットの設置による侵入防止に限られます。野生の鳥類は鳥獣保護管理法で保護されているため、捕獲や殺処分、卵の採取は行わないでください。巣の中に卵やヒナがある場合は、名古屋市の捕獲許可を得るか、専門業者へ相談する必要があります。
太陽光パネルの鳩やコウモリの対策はどうすればよいですか?
太陽光パネルの下は、鳥やコウモリが巣を作りやすい隙間です。高所作業は転落などのリスクを伴うため、専門業者への依頼をおすすめします。
名古屋市で対応しているサンワテックや株式会社杉翔などでは、太陽光パネルの鳩対策やコウモリの対策も一括で対応しています。現地調査や見積もりが無料の業者も多いので、まずは相談してみましょう。
業者選びや鳥獣保護管理法の申請はどう進めればよいですか?
名古屋市内で害鳥を捕獲・処分する場合は、鳥獣保護管理法の申請手続きが必要となる場合があります。具体的な対策や業者選びは、次の手順で進めるとスムーズです。
- 行政窓口への確認:名古屋市の担当窓口や愛知県ペストコントロール協会へ相談します。
- 複数社の相見積もり:現地調査や見積もりが無料の業者に依頼し、料金やプランを比べます。
- 保証内容の比較:施工後の再発防止や保証の有無を確認し、信頼できる業者を選びます。
まとめ
名古屋市でハトやカラス、コウモリの被害に悩んだときは、法律のルールを守りながら、できる対策から一つずつ進めていくことが大切です。
名古屋市での害鳥対策のポイント
野生鳥獣の捕獲や卵の回収は法律で禁止されており、捕獲には名古屋市の捕獲許可が必要です。ご自身での捕獲や殺処分は行わず、防鳥ネットや忌避剤などの防除を基本に、専門業者や行政窓口へ相談しましょう。
信頼できる専門業者の選び方
被害を根本から解決するには、実績があり信頼できる専門業者へ依頼することが大切です。業者を選ぶ際は、次の3つのポイントを基準にしましょう。
- 適切な資格の保有:鳥獣保護管理法の申請手続きを代行でき、ペストコントロール協会などに加盟しているか確認します。
- 状況に合わせた施工:ベランダや太陽光パネルのハト対策、防鳥ネットの設置、忌避剤など、被害状況に応じた工法を選びます。
- アフターフォロー:施工後に再発した際、無償で対応してくれる再発防止の保証があるかを重視します。
名古屋市には、愛知県知事認可の免許を持つ「株式会社 杉翔」や、長期の再発防止の保証を提供する「アズサポート株式会社」などの専門業者があります。まずは複数社から見積もりを取り、施工内容や費用をじっくり比べてから決めることをおすすめします。








