札幌市で業者を選ぶ前に整理しておくこと
害獣の被害に気づいても、どの業者に頼めばよいのか迷いますよね。業者を探し始める前に、次の3点を整理しておくと比較がスムーズになります。
- 札幌市での害獣駆除は、被害状況の把握と自治体の支援制度の確認から始めましょう。
- アライグマなどは法的な規制があるため、ご自身での捕獲や殺処分は行わないでください。
- 資格の有無や現地調査が無料かを、事前に確認しておきます。
被害状況と自治体制度の確認
依頼の前に、まずは被害の状況や自治体の支援内容を整理しましょう。札幌市の支援の内容は次のとおりです。
- アライグマ:市委託業者による箱わな設置や、捕獲後の無料引き取りなどの支援があります。
- エゾキツネ:札幌市では駆除を行っていません。
- 相談窓口:環境局環境都市推進部環境共生担当課です。
なお、札幌市ではヒグマが生活圏に出没することもあります。ヒグマは業者に駆除を依頼する対象ではないため、見かけたときは近づかず、市や警察へ通報してください。
法令について注意したいこと
アライグマなどの野生動物は鳥獣保護管理法の対象で、無許可での捕獲や処分は法律で禁じられています。アライグマは特定外来生物にも指定されています。
- わな狩猟免許を持たない方が、ご自身で捕獲や殺処分を行うことはできません。
- 捕獲や処分は行わず、行政の窓口やプロの業者に相談してください。
- 法令の具体的な解釈は、札幌市の担当窓口や専門業者へ個別に確認しましょう。
- 自治体の制度は変更される場合があるため、最新情報は札幌市の公式サイトでご確認ください。
法令と制度の注意点はこの見出しにまとめています。以降の章では、業者を見極めるための確認ポイントを中心にお伝えします。
業者選びの前に知っておきたいこと
業者を比べる前に、次の準備と基準を整理しておくとスムーズです。
- 必要な資格の確認:「建築物ねずみ昆虫防除業」の登録や「防除作業監督者」、「わな狩猟免許」の保有、日本ペストコントロール協会への加盟の有無をチェックします。
- 作業範囲の明確化:追い出しだけでなく、再発を防ぐための侵入経路封鎖や、糞尿の被害を防ぐ消毒・消臭まで依頼するかを決めます。
- 予算と見積もりの準備:費用の目安は被害状況により変わるため、現地調査が無料の業者を複数選び、相見積もりを取る前提で考えます。
見積書で確認しておきたい項目
見積書でチェックしたい4つの基本項目
トラブルを防ぐため、見積書では作業内容が細かく分けて書かれているかを確認します。特に次の項目が明記されているかチェックしましょう。
- 侵入経路封鎖の施工箇所:再侵入を防ぐため、封鎖する具体的な場所や数が記載されているか確認します。
- 消毒・消臭の有無:糞尿による汚染を抑えるため、消毒や消臭、清掃作業が基本料金に含まれているかチェックします。
- 追加料金の発生条件:現地調査が無料でも、施工後に追加請求されないよう「追加費用なし」の文言があるか確かめます。
- 有資格者の施工体制:防除作業監督者やわな狩猟免許の保有者が施工するか、建築物ねずみ昆虫防除業の登録があるかを確認します。
札幌市における駆除費用の内訳の目安
札幌市内の害獣駆除の費用は、被害状況や建物の構造により変わります。業者ごとの目安の例は次のとおりです。
- 北海道ねずみ駆除センター:一戸建ての駆除は40,000円〜400,000円
- ベストティアーズ24:駆除は15,000円〜50,000円
同じ「駆除」でも、業者によって含まれる作業の範囲が違うため、金額だけを並べて比べるのはおすすめできません。見積書に「作業一式」としか書かれていない場合は、具体的な内訳を改めて出してもらいましょう。
日本ペストコントロール協会に加盟している札幌サニターなどの業者は、詳細な内訳を提示してくれます。相見積もりを比べるときも、内訳が明確な業者を選ぶと安心です。
再発保証とアフターフォローの確認ポイント

再発保証の有無と保証範囲のチェック
害獣駆除では、一時的な追い出しだけでなく、再発への保証やアフターフォローの確認がとても大切です。特にアライグマは帰巣本能が強く、隙間から再び入り込むことがあります。
相見積もりを取るときは、次の3つのポイントを確認してください。
- 保証期間の長さ:施工後1年から最長10年など、業者ごとに設定された期間を確認します。
- 保証の適用範囲:侵入経路封鎖を行った箇所のみが対象か、建物全体が対象かを確認します。
- 無償対応の条件:再発した際に、追加料金なしで再施工を行ってくれるかを確認します。
保証の内容は業者によって異なります。札幌市で対応している業者の例は次のとおりです。
- みんなの害獣駆除屋さん:最長10年間の再発保証を設けています。
- 北海道ねずみ駆除センター:施工後1年間(最長5年間)の保証期間を設け、期間中の定期検査に対応しています。
消毒・消臭と適法な対応の確認
アフターフォローとして、糞尿による衛生被害を防ぐための消毒・消臭が基本プランに含まれているかも確認しましょう。
建築物ねずみ昆虫防除業の登録があり、防除作業監督者が在籍する業者であれば、安全で適法な対応が期待できます。個別の判断に迷うときは、日本ペストコントロール協会に加盟する専門業者へ相談してみてください。
資格・許可と法令対応の確認方法
アライグマなどの駆除を依頼するときは、業者が適切な資格や許可を持っているかの確認が欠かせません。野生動物の捕獲には法律による規制があり、無許可での駆除は法令違反となるおそれがあります。

必要な資格・許可のチェックポイント
適法で安全な駆除のために、次のポイントを確認しましょう。
- わな狩猟免許の保有:アライグマなどの捕獲には、鳥獣保護管理法に基づき「わな狩猟免許」が必要です。
- 防除作業監督者の在籍:国家資格である「防除作業監督者」が在籍しているか、または「建築物ねずみ昆虫防除業」の登録があるかを確認します。
- 協会の加盟状況:業界団体である「日本ペストコントロール協会」に加盟している業者は、信頼性の目安になります。
資格の確認とあわせて見ておきたいこと
資格や登録がそろっていても、作業の範囲は業者によって違います。駆除だけでなく、次の作業まで一貫して対応してくれるかも確認しておきましょう。
- 侵入経路の封鎖
- 糞尿による被害箇所の消毒や消臭
- 施工後の再発保証
まずは現地調査が無料の業者を中心に複数社から相見積もりを取り、費用の目安を比べながら依頼先を見つけましょう。
相見積もりの取り方と比較のコツ
札幌市でアライグマなどの駆除を依頼するときは、複数の業者から相見積もりを取ることが大切です。費用の目安は2万〜30万円前後と被害状況により幅があるため、サービス内容と価格のバランスを落ち着いて比べましょう。
相見積もりの手順
- 現地調査の依頼:正確な見積もりのために、現地調査が無料の業者を2〜3社選んで調査を依頼します。
- 資格や登録の確認:建築物ねずみ昆虫防除業の登録や、防除作業監督者、わな狩猟免許などの資格を持つスタッフが在籍しているか確認します。
- 内訳の精査:見積書に駆除だけでなく、侵入経路封鎖や消毒・消臭の費用が含まれているかをチェックします。
札幌市で相見積もり候補となる主要サービス
サービス名 | 現地調査・見積もり | 主な資格・所属・特徴 | 料金目安 |
|---|---|---|---|
害獣駆除110番 | 基本無料 | 東証上場企業運営、日本ペストコントロール協会加盟店と提携 | 22,000円〜 |
株式会社北日本消毒 | 無料 | 建築物ねずみ昆虫防除業、ペストコントロール1級技術者 | 要見積もり |
株式会社札幌サニター | 要問い合わせ | 日本ペストコントロール協会優良事業所、防除作業監督者、わな狩猟免許 | 要見積もり |
北海道ねずみ駆除センター | 無料 | 防除作業監督者、施工後1年間の保証あり | 40,000円〜 |
見積書を比べるときのポイント
相見積もりを比べるときは、次の点に注目してください。
- 追い出しや捕獲だけでなく、再発を防ぐための侵入経路封鎖の工事費が含まれているか
- 糞尿による汚染を清掃し、感染症を防ぐための消毒・消臭が工程に入っているか
- 見積もり金額から、施工後に不当な追加料金が発生しない契約になっているか
表のとおり、現地調査の扱いや料金の示し方は業者によってさまざまです。「要見積もり」の業者も、現地調査のあとに内訳を出してもらえば、ほかの業者と同じ基準で比べられます。
これらを確認し、ご自宅の状況に合った提案をしてくれる業者を選びましょう。
契約前に注意したい契約形態
見積もりの内容に納得できても、契約書の条件によっては後から思わぬ費用がかかることがあります。署名の前に、次の点を落ち着いて確認しておきましょう。

駆除手法による契約内容の違い
害獣駆除の契約には、一時的な追い出しを行う「対症療法」と、再発を防ぐ「原因療法」の2種類があります。
目先の安さだけで契約すると、再発時に追加費用がかかる傾向があります。基本料金だけでなく、次の項目が契約に含まれているか確認しましょう。
- 侵入経路封鎖の工事費用が含まれているか
- 糞尿の清掃や消毒・消臭の作業がセットになっているか
- 再発時の無償対応などの保証期間が設定されているか
追加料金が発生する契約条件のポイント
現地調査が無料の業者でも、契約書に「追加工事は別料金」と書かれている場合は注意が必要です。契約前に次のポイントをチェックしてください。
- 見積書の固定性:追加料金が原則発生しない契約であることを書面で確認します。
- 保証の適用除外:特定の駆除方法(殺鼠剤の使用など)が保証対象外になっていないか確認します。
- 有資格者の施工:防除作業監督者やわな狩猟免許の保有者が施工を担当するか確認します。
契約のトラブルを防ぐためにも、事前に複数社から相見積もりを取り、内容を比べることが大切です。
また、建築物ねずみ昆虫防除業の登録や、日本ペストコントロール協会への加盟の有無も、安心して契約できる業者を見分ける目安になります。
よくある質問
札幌市でアライグマを自分で捕獲してもよいですか?
アライグマなどの野生動物は鳥獣保護管理法で守られており、無許可での捕獲や殺処分は法律で禁止されています。アライグマは特定外来生物にも指定されているため、ご自身での捕獲は行わないでください。
2026年現在、札幌市ではアライグマに限り、市委託業者による箱わなの設置や捕獲後の無料引き取りを行っています。キツネの駆除は行っていません。相談窓口は環境局環境都市推進部環境共生担当課です。
駆除の費用の目安はどのくらいですか?現地調査は無料ですか?
札幌市における害獣駆除の費用は、被害状況や建物の構造によって大きく変わります。
たとえば「害獣駆除110番」ではアライグマなどの駆除が22,000円から、「北海道片付け110番」ではコウモリ駆除が15,000円からと設定されています。ただし、侵入経路封鎖や消毒・消臭の範囲によって総額は変わります。
多くの業者は現地調査を無料で行っていますが、加盟店や現場の状況によっては、事前に合意のうえで調査費用がかかることもあります。正確な金額を知るには、複数社から相見積もりを取るのがおすすめです。
信頼できる駆除業者を見分けるポイントはありますか?
業者を選ぶときは、次の3つのポイントを確認してください。
- 公的な登録と資格:都道府県への建築物ねずみ昆虫防除業の登録や、防除作業監督者、捕獲に必要なわな狩猟免許の有無を確認します。
- 専門団体への加盟:日本ペストコントロール協会などの業界団体に加盟しているかどうかは、信頼性を判断する目安になります。
- 施工内容の透明性:追い出しだけでなく、侵入経路封鎖や消毒・消臭まで見積書に明記されているかチェックします。
まとめ
札幌市で害獣駆除業者を選ぶチェックリスト
札幌市でアライグマなどの被害を解決するには、次の3つのポイントを基準に業者を選びましょう。
- 専門資格や登録の有無:建築物ねずみ昆虫防除業の登録や、防除作業監督者、わな狩猟免許を持つ技術者が在籍しているか確認します。
- 再発防止策の有無:追い出しだけでなく、侵入経路封鎖や、糞尿被害に対する消毒・消臭まで対応しているかが大切です。
- 複数社の比較:現地調査が無料の業者を選び、2〜3社から相見積もりを取って費用の目安や対応のていねいさを比べます。
信頼できるプロに相談して安心して解決しましょう
アライグマは特定外来生物に指定されており、鳥獣保護管理法などの法令も関わるため、ご自身での捕獲や殺処分は行わないでください。
日本ペストコントロール協会に加盟する「株式会社北日本消毒」や「株式会社札幌サニター」など、札幌市に密着した実績のある業者に相談するのがおすすめです。ひとりで悩まず、まずは現地調査から始めてみてください。



