横浜市で業者を選ぶ前に整理しておくこと
害獣の被害に気づいたとき、まず何から始めればよいのか戸惑う方も多いと思います。業者を探す前に、いくつかの準備をしておくと、その後の比較がぐっと楽になります。
横浜市で害獣駆除を依頼する前の3つの準備
- 被害状況の確認と整理:天井裏の騒音や、糞尿の消毒や消臭が必要な場所を記録します。
- 自治体の支援制度の確認:横浜市の捕獲器の貸出制度や回収対応の有無を調べます。
- 法令に関する基礎知識の把握:鳥獣保護法に基づく申請や特定外来生物の扱いを理解します。
被害状況を記録するときのポイント
被害の様子をメモしておくと、現地調査や見積もりの際に状況を正確に伝えられます。たとえば、次のような点です。
- 音がする時間帯:夜間か明け方か、どの部屋の上か
- 糞尿や臭いの場所:消毒や消臭が必要になりそうな範囲
- 見かけた動物:アライグマかハクビシンか、分かる範囲で
自治体制度と法令で注意したいこと
横浜市では、アライグマやハクビシンの被害に対して独自の支援を行っています。屋根裏に侵入された場合に限り、市が「はこわな」の設置や回収を年度内に一定期間行う制度があります。
また、これらの害獣は鳥獣保護法で守られており、自力での捕獲には自治体の許可が必要です。制度や法令の詳しい内容は、後述の「資格・許可と法令対応の確認方法」でまとめて紹介します。
業者探しを始める前の心構え
業者を選ぶ際は、現地調査や無料見積もりを活用し、追加料金なしで対応できるかを確認します。
侵入口の封鎖による再発防止や、最長10年の保証があるかを基準に、相見積もりを3社程度から取る準備をしておくとスムーズです。神奈川県ペストコントロール協会などの専門機関への相談も視野に入れましょう。
見積書で確認しておきたい項目
トラブルを防ぐためには、見積書の総額だけでなく、内訳の具体性を細かくチェックすることが大切です。
見積書でチェックしたい5つのポイント
アライグマやハクビシンの駆除を依頼する際は、見積書に次の項目がはっきり書かれているか確認しましょう。
- 駆除・追い出しの施工内容:忌避剤の散布など、具体的な駆除方法が記載されているか。
- 侵入口の封鎖による再発防止:金網など、使用する資材と施工箇所が明記されているか。
- 糞尿の消毒や消臭の有無:糞尿の消毒や消臭、清掃作業が工程に含まれているか。
- 鳥獣保護法の申請代行費:捕獲に必要な申請手続きの代行費用が明記されているか。
- 追加料金なしの明記:現地調査や無料見積もりの後、追加料金なしで施工できると書面に明記されているか。
複数社の見積書を比べるときの注意点
相見積もりを3社程度から取り、各社の内訳や単価を比べると、適正価格が見えてきます。たとえばハウスプロテクトや害虫獣SOSでは、詳細な内訳を提示し、追加料金なしを約束しています。
信頼できる業者の見積書は、作業内容が「一式」と省略されず、施工場所や使用資材が細かく分かれています。神奈川県ペストコントロール協会に加盟しているような業者であれば、見積もり段階での説明も丁寧です。
業者に依頼する際は、最長10年の保証などアフターフォローの記載があるかも、見積書で確認しておきましょう。
再発保証とアフターフォローの確認ポイント
駆除が終わってほっとしたのも束の間、また物音が……という事態は避けたいものです。ここでは、施工後の安心につながる保証の見方を整理します。

保証期間と適用条件のチェックポイント
アライグマやハクビシンの駆除では、施工後の再発を防ぐことが何より大切です。害獣は帰巣本能が強いため、一度追い出してもわずかな隙間から再侵入を試みます。
そのため、侵入口封鎖による再発防止工事とあわせて、施工後の保証内容を確認しましょう。確認したいのは、次の3つのポイントです。
- 保証の適用範囲:施工した箇所以外から再侵入された場合も無償で対応してもらえるか。
- 保証期間の長さ:数ヶ月の短期ではなく、最長10年保証などの長期保証が用意されているか。
- 清掃消毒の有無:糞尿の消毒や消臭まで、初期施工やアフターフォローに含まれているか。
実在業者の保証・フォロー内容の例
横浜市を対象とする専門業者には、アフターフォローに力を入れる会社が多くあります。
- ハウスプロテクト:横浜市青葉区に拠点があり、施工内容や物件状況に応じて最長10年保証を付けています。リフォーム技術を活かした封鎖工事に加え、糞尿の消毒や消臭まで自社施工で行い、見積もり後の追加料金なしを約束しています。
- 害獣BUZZ:中区に拠点を持ち、施工内容に応じて最長10年保証を用意しています。
こうした専門業者は、神奈川県ペストコントロール協会などの専門団体や業界協会に加盟していることも多く、一定の基準で施工を行っています。
ご自身での対策で注意したいこと
申請を行い、横浜市の捕獲器貸出制度を利用する方法もあります。ただし、捕獲後の処分や侵入口の封鎖を個人で行うのは難しいのが実情です。
まずは現地調査や無料見積もりを活用し、相見積もりを3社程度から取って、保証条件や施工内容を比べることをおすすめします。
資格・許可と法令対応の確認方法
アライグマやハクビシンの駆除を、法令に沿って安心して進めるためには、法令と制度の確認が欠かせません。法令や市の制度に関する注意点は、この章にまとめて整理します。

鳥獣保護法と横浜市の対応窓口
野生鳥獣は鳥獣保護法で守られており、許可なく捕獲・処分することは禁止されています。アライグマやハクビシン、タイワンリスなどを、自力で捕獲したり殺処分したりすることはできません。
特にアライグマは特定外来生物に指定されており、防除には適切な知識が必要です。違反すると罰則の対象となる可能性があるため、専門業者へ依頼するか行政の窓口に相談しましょう。
横浜市の支援制度や相談窓口は、次のとおりです。
- 市の相談窓口:みどり環境局公園緑地部環境活動事業課(045-671-3448)へ相談できます。
- はこわな設置支援:屋根裏侵入時のみ、横浜市の捕獲器貸出(はこわな設置・回収)を年2週間まで行っていますが、2026年度は予算上限に達し終了しています。
- 捕獲個体の回収:許可取得者が捕獲した個体は、市委託業者が回収します。
※上記は2026年現在の情報です。制度は変更される場合があるため、最新情報は横浜市の公式サイトでご確認ください。
信頼できる業者を見極める3つのチェックリスト
法令に沿って駆除を任せられる業者を選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。
- 必要な資格の保有:狩猟免状やペストコントロール技術者などの専門資格を保有しているか確認します。
- 行政への申請代行:鳥獣保護法に基づく申請手続きを、適切に代行してくれるか確認します。
- ペストコントロール協会への加盟:公益社団法人神奈川県ペストコントロール協会などの専門団体に加盟しているか確認します。
追い出し後の糞尿の消毒や消臭、侵入口の封鎖による再発防止まで、法令に則って一貫して対応できる業者を選びましょう。現地調査や無料見積もりの際に、法令対応の手続きについて質問してみるのもおすすめです。
相見積もりの取り方と比較のコツ
料金や施工内容は、建物の構造や被害状況で変わります。だからこそ、複数の業者を比べることが納得のいく依頼への近道です。
相見積もりは3社を目安に依頼する
現地調査や無料見積もりを行う業者の中から、3社を目安に相見積もりを依頼しましょう。次の手順で進めるとスムーズです。
- 業者の選定:横浜市に拠点があるハウスプロテクトや害虫獣SOS、害獣BUZZなどから候補を選びます。
- 現地調査の実施:各社に実際の被害状況を見てもらい、駆除プランを提案してもらいます。
- 見積書の比較:提示された金額だけでなく、作業内容の具体性を比べます。
複数社を比べるときのチェックポイント
見積書を比べる際は、価格の安さだけで判断せず、次の項目が含まれているかを確認します。
- 侵入口の封鎖による再発防止策:追い出した後の侵入口封鎖は欠かせません。明記されているか確認します。
- 糞尿の消毒や消臭:害獣が残した糞尿の処理まで一貫して対応してくれるか確認します。
- 追加料金なしの明記:契約後に追加の工事費用が発生しないか、事前に書面で確認しておきます。
- 保証期間と適用条件:最長10年の保証を提示されても、対象範囲が限定されていないかチェックします。
市の捕獲器貸出制度を使う場合でも、申請や設置・回収、その後の侵入口封鎖には専門知識が必要です。ペストコントロール協会に加盟しているような、信頼できる専門業者へ相談してみましょう。
契約前に注意したい契約形態
契約書の書き方や契約形態の確認を後回しにすると、施工後のトラブルにつながることがあります。契約前に確認したい契約形態のポイントを整理します。

自社施工契約と仲介契約の違い
害獣駆除の契約形態には、調査から施工まで自社で行う「自社施工契約」と、紹介サイトを経由する「仲介契約」の2種類があります。
- 自社施工契約:自社スタッフが施工するため、中間マージンが発生せず、責任の所在が明確になります。
- 仲介契約:紹介料が上乗せされる場合があり、施工トラブル時の対応が遅れる傾向があります。
ハウスプロテクトや害虫獣SOSのように、横浜市内に拠点を持ち自社施工を明言している業者との直接契約がおすすめです。
契約書の追加料金の規定で確認しておきたいこと
現地調査や無料見積もりを依頼した後は、契約書に「追加料金なし」と明記されているかを確認してください。
- 一式表記の回避:見積書や契約書で「駆除工事一式」としか書かれていない契約は避けます。
- 追加工事の合意:追加施工が必要な場合、事前合意なしに請求されない条項があるか確認します。
駆除範囲と再発防止の契約内容
契約を結ぶ際は、作業範囲がどこまで含まれるかを書面で特定しておくことが大切です。
- 追い出しと捕獲:申請手続きや、横浜市の捕獲器貸出制度の利用有無が明確か確認します。
- 侵入口封鎖による再発防止:追い出し後の封鎖工事が契約に含まれているかをチェックします。
- 糞尿の消毒や消臭:清掃作業が基本プラン内か、オプション契約かを確認します。
契約形態をあいまいにせず、最長10年保証などの保証規約も書面で交わしておくと、施工後の再発トラブルを防ぎやすくなります。
よくある質問
横浜市でアライグマやハクビシンの駆除を自力で行うことはできますか?
アライグマやハクビシンを個人が許可なく捕獲することは、鳥獣保護法で禁止されています。捕獲には申請が必要となるため、自力での捕獲や処分は行わないでください。
また、アライグマは特定外来生物に指定されています。法令に沿って対処するために、横浜市の担当窓口や専門業者へ相談することをおすすめします。
横浜市の捕獲器の貸出制度は利用できますか?
横浜市では、アライグマなどの生活被害対策として、屋根裏侵入時のみ業者がはこわなを設置・回収する捕獲器の貸出制度を設けています。
相談窓口はみどり環境局(045-671-3448)ですが、予算上限に達すると受付が終了します。制度内容は変更される場合があるため、最新情報は横浜市の公式サイトでご確認ください。
信頼できる駆除業者を見極めるポイントは?
業者とのトラブルを防ぐため、次の3つのポイントを意識して選びましょう。
- 相見積もりを3社から取る:複数の業者を比べることで、横浜エリアの適切な費用の目安を把握できます。
- 現地調査や無料見積もりを利用する:事前に丁寧な調査を行い、追加料金なしを明記している業者を選びます。
- 施工内容と保証を確認する:侵入口の封鎖や再発防止、糞尿の消毒や消臭が基本プランに含まれているか、最長10年の保証が付いているかを確認しましょう。
神奈川県ペストコントロール協会などの専門団体に加盟しているかどうかも、判断の目安の一つになります。
まとめ
横浜市でアライグマやハクビシンの駆除を進めるには、自治体の制度を正しく理解し、信頼できる専門業者を選ぶことが大切です。
市のはこわな設置には利用条件や予算上限があるため、最新情報はみどり環境局の公式サイトで確認してください。自力での捕獲や殺処分は行わず、専門業者や市の担当窓口に相談しましょう。
業者選びで後悔しないための手順
業者選びで後悔しないために、次の手順で進めることをおすすめします。
- 複数社への相談:相見積もりを3社程度から取得し、料金や提案内容を比べます。
- 無料見積もりの活用:現地調査と無料見積もりを依頼し、追加料金なしと明記されているか確認します。
- 施工内容の確認:侵入口封鎖による再発防止策や、糞尿の消毒や消臭が含まれているかチェックします。
- 保証制度の比較:万が一の再侵入に備え、最長10年保証などのアフターフォローがあるか確認します。
相談先を選ぶときの目安
神奈川県ペストコントロール協会などの専門団体に加盟している業者や、ハウスプロテクト、害虫獣SOSといった横浜市内に実績のある業者を比べて、安心して暮らせる住まいを取り戻しましょう。




